自転車にナビホルダーはいらないよ
どうも、liberal8です。なんとなく今回から最初に挨拶をおいてみようかと思う。
さて、今日の話題はタイトルの通りナビゲーションについての話である。
皆さんはサイクリングをする時にスマホやサイコンをハンドル部に付けてナビの案内を聞きながら走ったことはないだろうか。
いまや知らない土地を走るのにナビは必需品であり、ナビを使わずに走る人はごく少数に過ぎない。
自分も自転車購入と同時にスマホをナビとして使うため写真のようなスマホホルダーを購入した。
最初はここにスマホを取り付けて使用していたが、一週間も経たないうちにお飾りと化した。
はじめのうちはスマホにアプリを入れてサイコン代わりにしてみたり、グーグルマップを表示させてみたりしていたが、次第に使う頻度が下がった。
ではなぜ使わなくなったのか、順に説明しようと思う。
スマホに振動が伝わって壊れそう
まずホルダーにスマホを付けて走ってみて一番最初に感じたのがこれだ。
そもそもクロスバイクやロードバイクはママチャリより振動吸収性がないので乗り心地はよくない。
つまり振動を常に拾いながら走っているのだ。
そんな自転車に直にホルダーを付けてみたらどうだろう。
振動をなくしてくれるワケないよねw
目線の移動が大きい
車の運転でよく言われるのが、「スピードメーターを定期的に見るのは眼に負担がかかるのでこまめに休憩をとろう」ということである。
自転車のナビもこれが当てはまり、眼に負担がかかる。
車のメーターは目線を少し下げて近くを見るだけで済むが、自転車はそうはいかない。
サイコンにしてもスマホにしても大抵はハンドル部に取り付けられている。
つまり進行方向と90度向きが違うわけである。これだとサイコンやスマホを見ている間は前方を見ることができず、大変危険である。
画面が気になる
皆さんもこんな経験はないだろうか。
”電車内でなんとなくドア上のモニターを眺める”
もちろんあるだろう。人間はいくら理性をかけたところで画面に一切の意識を向けないことは不可能に近い。
これはナビでも同じことが言えて、いくら進行方向に意識を向けていてもハンドル部にナビがあるとどうしてもそちらに目がいってしまう。
これではまともにサイクリングを楽しむことができない。
また前述したように自転車では進行方向と画面が90度向きが異なるので画面に目がいくと危ない。
また場合によっては警察の世話になることもあり得る。
ではどうすればナビと上手く付き合えるのか
ここからは個人的な回答と考え方なので参考程度にして頂けたらと思う。
まず、自分の場合はライドに行く前に大まかなルートを決めて、頭になんとなくのルート図を入れておく。
ライド中はスマホでナビを設定し、ルート案内を行う。このときスマホはバッグのポケットにしまっておく。
ここがポイントで、スマホを自分の視界から消してやることで画面に意識がいくことはなくなる。
ルートの確認は信号待ちで停まっている時に行う。
途中で道に迷ったら立ち止まり、車や歩行者の邪魔にならない所でルートを確認する。
こうすることで、スマホに意識が向くことなく安全なライドが楽しめる。
まとめ
いかがだっただろうか。ホルダーにスマホやサイコンを付けて走るのが危ないということが分かって頂けただろうか。
最近、某デリバリーサービスが拡大したことで自転車にスマホを取り付けて走る姿を目にすることが多くなったが、あれは大変危険なことであるから、早急に改善を願いたい。
この記事を読んで下さった皆さんにはハンドルにナビを取り付けることなく、安全なライドをして欲しい。
ここに書いたことを実践してどれだけ事故のリスクが減るかは分からないが、事故が起きてしまってからでは遅い。
それに画面に気を取られるのは非常にもったいないことだ。
走っている所に絶景があるかもしれないし、看板をみて立ち寄りたくなるスポットもあるかもしれない。
そんなことも画面に気を取られていると気づくことができない。
サイクリングを目一杯楽しむためにも、ナビとの距離を適切に置くようにしたい。
今自転車を買うならリムブレーキは選ばない方が良いんじゃないか
なかなかクセのあるタイトルだと思うが、これにはれっきとした理由があるので是非一読頂けたらと思う。
リムブレーキの良さ
最初から文句を書いていくのもアレなので、まずはメリットから。
リムブレーキの良さは、
・軽量
・構造がシンプル
・調整がしやすい
といったところだろう。
まず、軽いというのは自転車においては最も大きなアドバンテージである。
自転車は人力で動く乗り物のため、軽い方が体にかかる負担は少ない。
加えて軽い方が輪行もやりやすいし、ヒルクライムにおいても大きなメリットである。
シンプルイズベストという言葉があるように、構造が簡単なのはメリットが大きい。そのメリットは壊れにくく修理がしやすいという点だ。
特にロングライドや長期間に及ぶ旅ではどれだけ丈夫かがカギとなる。また壊れてもすぐに直せるのは大きなメリットだ。
調整がしやすいのも利点だろう。少し弄ってやるだけで調子がよくなったり、トーインや当たり調整も容易だったりする。
で、なぜリムブレーキを選ばない方がいいのか
このようなメリットがあるのに、なぜリムブレーキを選ばない方が良いと言ったのか。
それは雨天時の性能にある。
リムブレーキでも制動力は十分だ。けれどこれは雨が降っていない日に限る話だ。
リムブレーキを悪天候時に使用すると、全然減速しない。またシューが一気に磨り減り、リムが真っ黒になる。
雨天であってもよく効くVブレーキなら多少制動力が落ちても大丈夫と思う人もいるかもしれない。
Vブレーキでもヤバイ
これは自分が先日サイクリング帰りに雨に降られ、雨天で初走行を余儀なくされた時に痛感した。
自分もミストラルを購入した時は「晴れの日しか乗らないし、もし雨天になってもまぁ大丈夫でしょ」と思っていたのだが、まったくそんなことはなかった。
信号が赤になりそうだったのでいつもより早めにブレーキをかけたのだが、減速Gを感じない。最初はブレーキワイヤーが切れたのかと思ったほどだ。
その時は結局停止線を少し越えた位置で止まってしまった。
帰宅してから自転車を拭いていて驚いたのがリムが真っ黒になっていたことである。
話には聞いていたが、ここまでひどいのかと驚愕した。
もう墨汁にソックリである。なんならそのまま書写が出来るんじゃないかというレベルだった。
そんなわけで、この経験をしてからは雨が降りそうなときは自転車に乗らないようにすることになった。
では今後買うなら何を買えばいいのか。
答えは単純である。
そう、ディスクブレーキ
これがブレーキの中で最強と裏付けている確かな証拠があった。
先日、あのトレックからこんなアナウンスが出ていた。
トレックは現行モデルをもってÉmonda SLおよびÉmonda ALRのリムブレーキモデルの販売終了をグローバルで決定しました。
— トレックジャパン (@TREKJapan) April 7, 2020
今後、リムブレーキ用バイクおよびホイールの開発は予定されていません。 pic.twitter.com/6AiXBm8wJx
マジか…ついに大企業がリム廃止を宣言するって…
ディスクブレーキ最大のメリットは天候に左右されないブレーキ性能である。
乗ったことがないので詳しいことは知らないが、雨の日でも晴れの日とほぼ同等の減速性能らしい。
ディスクブレーキが出た当初は、タッチがイマイチでコントロールが微妙と言われていたが、今ではロードレースのシーンでも使用されているくらい性能が良くなっている。
ディスクブレーキにデメリットはあるのか
・リムブレーキに比べて重くなる
・ローターが曲がるかも
強いていえばこの二点だ。
だが個人的にはどちらもデメリットではないと思う。
リムブレーキに比べて重くなるといっても1㎏は変わらないのだから、その重量増よりも安全性をとった方が吉だと思う。
またその程度の重量差であればパーツの交換でどうとでもなるのであまりデメリットとは思わない。
ローターが曲がるというのは机上では考えられるが、実際に曲げたという人はあまり聞いたことがない。
そもそもローターが曲がるほどのダメージを受けたなら他の部分も損傷を受けているはずなのでディスクブレーキならではのデメリットでもないと思う。
実は都会はサイクリングに向いてないんじゃないかという話
都会の自転車事情
都会は興味深い。半径5キロ圏内といった狭い地域でも様々な観光スポットが点在する。
都内を巡る時に悩ましいのが交通手段だ。電車だと遠回りになることもしばしば。かといって車は止める所がないし、交通量も多く運転が大変だ。
そこで自転車の出番というわけだ。実際、「東京 サイクリング」などのワードで検索すると多くのサイトでサイクリングコースが紹介されている。
自転車なら小回りが利くし、寄り道もしやすい。都内の近距離間を観光するにはうってつけだと思われている。
ただ本当にそうなのだろうか。
先日都内に出掛けた時、自転車では非常に走りにくそうに見えた。
都会は車が多い
当たり前のことだが、都会は交通量が多い。自転車は車道を走るのが原則だが、交通量が多く常に車に追い越される。
路肩に車が止まっているので、それを避けながら走らなければならない。
車でいうところの車線変更を絶えず行いながら走らなければならないのだ。
しかし停車している車を避けようとして右にずれると今度は後ろから車がやって来る。車との速度差が大きいので危ないのだ。
自転車にも迫りくる逆走の恐怖
最近は車の逆走が社会問題になっているがそれは自転車も例外ではない。自転車専用レーンを逆走しているママチャリを見かけたことが幾度となくある。
信号が多い
また都会は信号が多く、スピードに乗ったと思ったときには信号で止められる。ストップアンドゴーで走るので非常に疲れるのだ。
交差点では前に左折する車がいる。だから巻き込まれないように注意しないといけない。曲がりながらウィンカーを出す車もいるので危険極まりない。
車道が危ないから歩道を走ると今度は歩行者が多いのでこちらも注意が必要だ。後ろを気にせずに歩く人が多いのでこちらが気を付けないといけない。
*駐輪場にお金がかかる、駐輪場がない
都内にあまり行かない人は知らないかもしれないが、意外と都会は自転車を止められる場所がない。
あっても有料だったり、無料でも時間制限付きだったりと自転車なのに料金がかかる。
仕方ないので路上に止めようとするのも考えものだ。都心の区では路上駐輪を厳しく取り締まっていることがあり、ほんの5分程度止めただけでも撤去されるケースもあるらしい。
ただ路上駐輪の厳しさについては区によって異なるようなので、一概にできないという訳でもなさそうだ。
対策
とまぁここまで色々と綴ってきたが、この都会観光問題に対する回答は二つある。
電動自転車を利用する
電動であれば都会のストップアンドゴーも苦にならない。また歩道のノロノロ運転でもあまりストレスを感じることなく走れるだろう。
最近、都内ではシェアサイクルが浸透してきている。シェアサイクルは借りた場所以外でも返却できること、価格設定の気軽さから利用者が増えている。23区であれば結構普及してきているので利用しやすいだろう。
最後に
都会はサイクリングには基本的に向いていない(と自分は思う)。けれどサイクリングしたいスポットがあるのも確かだ。
都会でサイクリングするなら盗難の観点から自転車から離れないことをおすすめする。近くまで車でトランポし、そこから走るのが良いだろう。そうすればメインのスポットだけを楽しめるので都会特有の道路事情にストレスを抱えることもない。
都会の店や名所を巡るなら車に自転車を置いてからだったり公共交通機関で訪れた方が楽しめると思う。
考え方は人それぞれだが、このような考えがあることも頭の片隅に置いて頂けたら幸いだ。
内燃機関に未来はあるのか
タイトルの通り今回は少し堅苦しい話になるので興味がある方だけ読み進んで頂けたらと思う。
最近の車事情
さて、車は「大変革期」と呼ばれるようになってどれくらい経っただろうか。ここ数十年で自動車は急激な進化を遂げた。
クルーズコントロールに始まり、死角をモニタリングするセンサー類、事故回避や軽減を図る自動ブレーキなどの安全装備の進化は目を見張るものがある。
安全装備だけではない。世の中は環境問題に敏感になり、メーカーは環境への対応を求められるようになった。トヨタを筆頭にハイブリッドの普及が広がり、燃料電池車といったものまで市場に出ている。
またここ最近はヨーロッパの影響を強く受け、各メーカーは急ピッチで電気自動車の開発を迫られている。
…
この環境に配慮しようという考え自体は素晴らしいと思う。しかし、それが順調に進んでいるかというとそうでもない。ハイブリッド車は燃費はいいけれど、結局ガソリンを使うことには変わりない。
電気自動車はどうだろう。こちらは将来の発展が期待できる。が、現時点では航続距離と充電時間の長さ、充電インフラの設備不足がネックとなってなかなか普及しない。
一方現在の主力となっている内燃機関車はどうだろう。
こちらも省エネ化が進み、ひと昔前とは比べ物にならないくらい燃費が良くなっていてウケも良い。
今回はそれぞれの動力源が今後の自動車界においてどうなるのかを考えていきたいと思う。(あくまで個人の考えであり、主観と偏見が入ることを承知した上で読んで頂きたい)
ガソリン車(ハイブリッドも含む)
現在日本で一番普及しているタイプのガソリン車は、他のタイプに比べてパワーがある、静粛性が高い、高回転まで回る、振動が少ないといったメリットがある。
日本においては最も車種が豊富で選びやすい。しかしガソリンという化石燃料を使うことによって地球の資源がなくなる。
排気ガスが問題という人もいるが、現在の車は高いレベルで排気ガスが処理され、以前に比べてだいぶクリーンになっている。
それよりもガソリンを使うことによって化石燃料が枯渇することの方が問題なのだ。だからここにハイブリッドも含むことにした。
正直車好きの自分にとってガソリン車は一番魅力的だ。小型でハイパワーを叩き出し、高回転まで淀みなく吹け上がるガソリンエンジンはマニアの夢だ。けれど環境のことも考える自分にとっては最善の選択肢にはなれない。
ガソリン車は今後しばらくは現役で活躍するだろうが、近いうちに他の動力源に取って代わられると考えられる。
天然ガス車
天然ガス車は乗用車の市販化の例はほとんどなく、主に商用車に採用される。
これは排気ガスがガソリンと比べてクリーンであるため、ハイブリッド車などと同様に低公害車として注目されている。
天然ガス自体は化石燃料であるが、バイオガスを代替燃料として使うこともできるため将来が期待できる。
しかしパワーが同排気量のガソリン車やディーゼル車より低く、気体燃料のため航続距離が短いのが難点と言える。
電気自動車
今最もメーカーが開発に力を入れているのが電気自動車だ。電気自動車は振動がほとんどなく、また音も静かであるため注目を浴びている。走りもモーターのリニアなトルク特性により、意外と楽しいらしい。
将来への期待が高まる電気自動車だが、現時点では航続距離の短さ、充電にかかる時間の長さがネックとなってなかなか普及が進まない。
「電気自動車は本当に環境に優しいのか」という話もあるが、現時点では最も将来性がある。持続可能な社会の構築が進めば再生可能エネルギーで走らせることができる。
ちなみに自分が考える電気自動車最大のメリットはエネルギーを作る手段の豊富さにあると思う。
電気は火力、水力、地熱、風力、太陽光など多種多様な方法から得られる。後述する水素も多様な方法から得られるが、電気は個人単位でも気軽に作れる。
電気自動車なら家で自家発電し、発電した電気を車に貯めて使うなんてこともできる。なんとも夢のある話ではないか。エネルギーを自給自足で賄うことができるのだ。
燃料電池車
燃料電池車は一時期「究極のエコカー」ともてはやされたが、実際には高圧で水素ガスを充填する必要があり、そこで多くのエネルギーを必要とするため本当の意味で環境に優しいのかは定かではない。
燃料電池車は前述した「電気自動車の航続距離の短さ」を解消している。燃料電池車は車に発電装置を積んでいるため、ガソリン車と同じくらいの距離を走れる。また重量のあるものが床下にあるため、低重心で安定した走りを披露する。
しかし現時点では車両価格が高く、そもそも水素が普及するのか、先が見えないという不安がある。よって個人的に燃料電池車は買いではないと思う。
ディーゼル車
最後にディーゼル車だ。ディーゼルはつい最近までヨーロッパで普及しており燃費の良さ、経済性の良さ、分厚いトルクが大きなメリットだ。
日本国内ではマツダのSKYACTIV-Dが有名だ。他にもトヨタのランドクルーザープラド、三菱のデリカD:5など以外と選択肢も多い。また外車を視野に入れればさらに選択肢が増える。
昔はディーゼルといえばマフラーから黒煙がモクモク出ているイメージだったが今はクリーンディーゼルが主流であり、排気ガスはガソリンエンジンと大差ない。
海外ではガソリンと軽油の価格はさほど変わらないが、日本国内は軽油のほうがレギュラーと比較して10円前後安い。さらに燃費が良いので長距離を走るユーザーにはおすすめしたい。
またディーゼルはガソリン車に比べ代替燃料との相性もいい。なんなら車を少し弄って個人で使用済みてんぷら油を精製し燃料にすることだって出来る。つまり将来性があるのだ。
デメリットはエンジンの重さだ。ディーゼルエンジンは圧縮比が高いため強度を高くしなければならない。そのため部品が重くなり、結果エンジンが重くなってしまうのだ。
しかし最近は素材の進化であったり、わざと圧縮比を下げたりという事で軽いディーゼルエンジン車も出てきている。
山登りの楽しさとは
登山の何が楽しいの?
人に登山をしていると言うと、こんな質問をされることがある。
確かに何が楽しいんだろう?
考えたことがなかったので色々綴っていこうと思う。
登山とは
これは字のまんまである。けれどハイキングやトレッキングという言葉もあるのでどう違うかは意外と知らない人も多いのではないだろうか。
登山は「山頂に行く」のが目的である。つまり必ず山頂を経由することになる。
これに対してハイキングやトレッキングは山頂に行くのが目的ではなく、「自然の中を歩く」のが目的だ。
まぁ自分は自然に触れるのが目的なのでこの三つの境界をあまり意識していない。本記事では便宜上自分の行動は「登山」としておく。
登山の面白さとは
心身がスッキリする
山に入ると心と体がリフレッシュされる。日常の喧騒から離れ、自然に身を置く。
山の中に入れば鳥のさえずりが聞こえ、水の流れる音が聞こえる。この音は人の心を落ち着かせる。
また山に入ると自分が大地と繋がっていることを実感する。人は進化した。飛行機で空を飛んだり、船で海を渡ったり、はたまた宇宙へ飛び立ったり。
けれど人間の根底にあるのは陸だ。そんなことをいつも感じさせられる。
体が育つ
登山道(時には道がないけど)は荒れているので、バランス感覚が問われる。慣れていない人が歩けば怪我もする。特に写真のような場所は足を捻りやすい。
そんな道だからこそ全身の神経を集中させ進んでいく。
すると自分が段々自然に溶け込んでいく。というか自然との一体感が湧いてくる。
また山道は常に上りか下りだ。体が休む暇はない。登山を続けていけば筋力、バランス感覚、持久力が向上するだろう。
スキルが身に付く
登山は自然を相手にしたアクティビティだ。自然環境下では何よりも知識とスキルが物を言う。
登山を続けていると段々と体のセンサーが研ぎ澄まされていき、危ない所とそうでない所が分かるようになってくる。経験を積んでいけば危険回避能力が高まることだろう。
また登山では火や刃物を扱うことがある。これらは正しい使い方をしないと危険な目に遭う。登山では実際に使うことでその危険性と正しく扱う事の大切さを肌で感じながら学ぶことができる。
学びの欲求が出てくる
登山を続けていると、学びたいという気持ちが出てくる。応急処置の方法を知りたくなったり、無線機を使いたくなったり、植物について調べたいと思ったり。
そしてこれらを学んだ後には成長した自分の姿がある。自分に磨きがかかることには何事にも代えがたい喜びがある。
自分も登山を始めてから、色々な講習や資格に興味が出てきたので講習会などに参加した。そして勉強してスキルが身に付くと自分に自信が持てるようになった。
道具を使うのが楽しい
登山に行くときにはナイフやコンパスなどの道具を持っていく。
アウトドア製品は性能だけでなく、持ち運びのしやすさや軽さ、耐久性が求められる。そのようなニーズに応えるべく開発された製品はシンプルだ。そこに余分なものは一切ない。まさに機能美だ。
そんな洗練された道具を使うのは幸せな時間だ。信頼できる上質な道具に囲まれる感覚はたまらない。
また道具を使いこなすという楽しみもある。
せっかく良い道具を持っていても使いこなせなければ宝の持ち腐れだ。だからその性能を余すことなく使えるようになりたい。そのためには研究したり、経験を積んだりすることが必要だ。この使いこなすまでの過程も楽しい。
良い景色が見られる
自分の中ではこれが山に登る最大の理由だ。
山頂からの景色はそこに登った人しか見れないものだ。その景色を求めて山に登るという人は多い。
自分は山の中の景色を楽しむことも多い。何も山頂からの景色だけが良い訳じゃない。
春は桜が咲き、夏は緑に包まれ、秋は山が茶色く染まり、冬は銀世界となる。
自分はそんな山の姿が好きだ。これが山に登る原動力になっている。
まとめ
今回は山登りの楽しさとは何かという事について書いて来たが、答えは多くあった。
もちろん山の楽しさはここに書いたことだけではないだろう。山登りの楽しさは人それぞれ。
皆さんも自分なりの山の楽しみ方を探してみてはどうだろうか。
キャンプの移動手段
アウトドアと言えばキャンプ!
登山やカヤック、海水浴等も良いけどやっぱりアウトドアの代名詞はキャンプ。
キャンプ単体も充分楽しいけど、登山とキャンプ、ツーリングとキャンプなど他のアウトドアと組み合わせる事で楽しさが倍増する。
今回はキャンプとツーリングについて色々考えていこうと思う。
ツーリング+キャンプの良さとは
ツーリング
ツーリングはバイクや車、時には自転車で遠出することを指す。
遠出した先で美味しい物を食べたり、珍しい物を見たり、絶景を目にしたり。知らない土地を走るのはとにかく楽しいのだ。そこに理由なんていらない。
でもあえて理由を挙げるのなら「非日常体験」になるからだろうか。
ツーリングは大きく分けて2通りの楽しみ方がある。
一つは事前に計画を入念に立て、プランを基に出掛けるという楽しみ方だ。
この場合ツーリングは計画を立てるところから始まっている。計画を立てるだけでも楽しい気持ちになれるのが良い所だ。
もう一つは計画はテキトーに立て、あとはその場その場で考えるという自由な行動の仕方だ。
これはツーリングの道中で気になった所に立ち寄ったり、お腹が空いたと思ったら店に入る、といった旅のスタイルだ。このスタイルを好む人も大勢いる。
キャンプ
一方、キャンプも「非日常体験」になるのだろう。現代は自然と触れる機会が減少し、自然の中で身を守るスキルがない人も多い。
キャンプは自然に触れるだけでなく、スキルを身に付けられたり、心が豊かになったりする良さがある。今の便利になった生活では到底味わう事はできないだろう。
キャンプにも色々な楽しみ方があって、ファミリーキャンプやグループキャンプだけでなく最近はソロキャンプも注目され始めている。
また、キャンプ場で何をするかも色々ある。
例えば野外料理に凝ってみたり、景色を楽しんだり、近くの川や山、海で体を動かしたり。とにかく自由なのだ。そこに定型は存在しない。キャンプをする人が10人いれば楽しみ方も10通り、もしくはそれ以上あるのだ。
キャンプ場は事前予約制の所もあれば予約不要なフリーサイトもある。その人のスタイルに合わせて楽しむことができるのだ。
ツーリングとキャンプの共通点
ここまで読んで来たらお分かりいただけるだろうか。
ツーリング、キャンプとも「非日常体験」であり「スタイルが自由」という事に。
だからその2つの要素が合わさったツーリング+キャンプは相性がとても良く、多くの人を魅了するのだ。
前置きが長くなってしまったが、次から今回の本題に入っていこうと思う。
何に乗って行くのか
キャンプに行くと言っても選択肢は多い。
バイクに乗っていく人もいれば、車を使う人もいる。時には自転車という人もいるだろう。
そこで乗り物別の特徴をまとめてみた。
車
- 大人数の移動が可能
- 遠くに行くのが楽
- 荷物の量をあまり気にしなくて済む
- 林道など狭い道は他の手段に比べてイマイチ
- 渋滞にハマる
バイク
- 遠くに行くのが楽
- 燃料代、高速代が安い
- 細い道も余裕
- 機動性に富む
- 荷物があまり載らない
自転車
- 良い運動になる
- 燃料代がかからない
- 環境に優しい
- 車やバイクほど遠くに行けない(輪行を合わせればどこでも行ける)
- 荷物がほとんど載らない
- 坂道がキツイ
電車
- 目的地の近くまで勝手に運んでくれる
- 荷物が多いと大変
- 動き方が他の手段に比べて制限される
- 行く場所によっては車やバイクより交通費がかかる
と、ざっくりまとめるとこんな感じだ。
行動のしやすさから言ったらバイク≧車>自転車>電車の順番だろうか。
ただキャンプは自然を相手にしたアクティビティだ。だからこそいつも以上に環境に配慮したいところだ。
そうすると自転車>電車>バイク≒車となる。
ここが非常に悩ましい。総合でいったらバイクに軍配が上がるが、自転車で行くのもなかなか乙である。また車ならではの楽しみ方も捨てがたい。個人的に電車のみはナシかな。
どの乗り物も一長一短なので、何に重きを置くのかはその人次第だ。
まとめ
ここまでまとまりのない話をしてきたが、結局はその人のスタイル次第ということになる。豪華さを重視したいのか、ストイックに追求したいのか、ツーリングなど他のアクティビティを重視したいのか。
個人的におすすめなのは車+自転車だ。車で目的地まで行き、その先を自転車で散策する。これなら両方の良い所を出せるし、何より疲れないので観光を思いっきり楽しむことが出来る。
また自転車のスピードだからこそ見えるものもあるし、気軽に気になった所に立ち寄れる。バイクや車だけではこうはいかない。
最後にしつこいが重要なことなのでもう一度。
キャンプは自由だ。けれど自然に触れる身として、環境に配慮することを忘れないで欲しい。
自然は偉大だけれど脆い。一人ひとりの少しの気遣いで救えるものがある。
アウトドアという素晴らしい遊びを後世に残すため、そして自分のためにも、このことを頭の片隅に置いておいてほしい。
ジオスミストラルで100㎞走れるの?
クロスバイクでロングライドがしたい!
でもジオスミストラルはクロスバイクの中でもエントリーグレードの部類。同じエントリーでもジャイアントエスケープの記事はあれど、ミストラルで100㎞走った!という記事はかなり少ない。
そこでミストラルで「100㎞走ることができるのか」を検証してみた。ミストラルでロングライドがしたい方の参考になれば幸いだ。
ロングライド成功のカギを握るポイント
ロングライドをするのであれば、以下のことを確認した方が良いと思われる。
・自分の体力はどれくらいか
・パンクの修理が出来るか
・巡行速度はどれくらいか(休憩、信号待ちを含む平均)
・もし予定が遅れたらどう対応するか
・水分補給の間隔はどうするか
・当日の天気、気温はどうか
・どのルートを通るか
・途中に休憩できそうなポイントはあるか
特に上の3つは重要だ。
例えば体力がないのにいきなり150㎞行く!というのはあまりに無謀だ。最初は50㎞、次は60㎞、という風に焦らず少しずつでいいから伸ばしていこう。
次に、パンク修理についてだが、これが出来ないとライド中にパンクしたらライドが中断されるだけでなく、場所によっては近くに自転車屋がなく、長い距離を押して歩くはめになってしまう。だからロングライドをする前にはパンク修理を勉強し、出掛ける時には必ずパンク修理キット(もしくは替えのチューブ)を持っていこう。
パナレーサー パンク修理 イージーパッチキット RK-EASY
- メディア: スポーツ用品
巡行速度は非常に重要だ。これが分かっていないと何時に家を出て何㎞走れるのかが分からない。これを知らないままロングライドに挑戦すると最悪の場合帰宅するのが真夜中になる(ナイトライドは別だが)。巡行速度を把握するためにもまずは余裕を持った50㎞くらいからチャレンジするようにしたい。
装備
水や食料など基本的な物は他のサイトで紹介されてるので省略する。ここではクロスバイクでロングライドをする時にあった方が良い物を紹介する。
・バーセンタバー
・エルゴグリップ
バーセンターバー、エルゴグリップはクロスバイクでロングライドするにあたって必須とも言えるかもしれない。
まずバーセンターバーについてだが、「エンドバーでも良いのでは?」と思われた方がいるかもしれない。けれど自分は圧倒的にバーは内側に付ける事をおすすめする。
エンドバーも手の置き場所を増やすという点では有効である。しかし、バーをハンドル両端に付けると握った時に腕が肩幅より広くなり、長距離を走るときには疲れてしまう。
TIOGA(タイオガ) Power Studs 5 ブラック アルミ製バーエンド 90mm HBE01300
- 発売日: 2012/04/06
- メディア: スポーツ用品
エンドバー最大の弱点はバーを握った時にブレーキが使えなくなってしまう事である。せっかく握れる場所が増えてもブレーキが握れないという事は使える場面が非常に少なくなってしまうのだ。
それに対してバーを内側に付けると肩幅と同じ幅に調整できるし、ブレーキをかける事も出来る。そしてうまく位置を調整すればシフターの操作も可能だ。
しかし、この内側装着にも弱点はある。それは「バーの取り付け位置調整、他のパーツとの位置関係の調整が必要になる」という事だ。自分の場合写真の位置にバーを付けるとベルの取り付けができなくなったのでベルを弄った。でもこういった作業は弱点というより読んでいる皆さんにとっては自転車をいじる楽しみになるのではないだろうか。自分もやる前は面倒がっていたけど、実際作業をしたら思いの外楽しかった。
次にエルゴグリップだが、バーセンタバーが付いていれば無くても大丈夫だ。しかし、バーだけでは手が痛くなる人にはあった方が良いと言える。エルゴグリップは「握る」ではなく「手を置く」デザインになっているため手の平を置く面積が大きい。そのため手の負担が分散され痛みにくくなるらしい(自分は使ったことがないので分からないけどね)。
追記:エルゴグリップに交換してみた。(2020.11.09)liberaloutdoor.hatenablog.com
走る時のポイント
クロスバイクはロングライドを前提とした設計ではないので走る時にはできるだけ体力を使わずに走ることが重要になる。そのために意識したいポイントはこれだ。
・スピードはいつもより少しゆっくり
・ギアの選択は足に力を入れないでも漕げる軽さで
・時間を決めて10分ほど休憩を取ろう
・水分とカロリーの補給はこまめに
休憩は一番大事だ。休憩をいれないでずっと走り続けると足に疲れがどんどん溜まってくる。自分は一度試しに休憩をいれないで長い距離を走った事があるが、休憩をいれた時より圧倒的に疲れる。感覚的にいうと20㎞くらい走れる距離が違う。
また水分、カロリー補給も休憩と同じくらい大事だ。水分補給を怠ると脱水症や熱中症になる。こうなってしまうと走れなくなるだけでなく命の危険に繋がる。
カロリー補給をしないといわゆるハンガーノックになる。血中の栄養分が少なくなり、判断力が低下したり足が動かなくなったりする。
判断力が低下すると事故に繋がるので積的に補給するようにしたい。
ちなみに補給する時によく食べられているのは羊羹やエナジーバーだが、ちょっと変わったところでマヨネーズがある。日頃かけ過ぎると健康上よくないと言われるほど栄養価が高いので、カロリーを大量に消費する運動にピッタリ。弁当用に小分けされた物ならエナジーバーと違って嵩張らないのでスペースがない自転車には最適かも⁉
キユーピー マヨネーズ(スティックパック) [12g(6g×2)×10本]
- メディア: 食品&飲料
で、実際に走ってみて
一言で言うと、かなり疲れる。自分は運動不足でもなく、体型は痩せに近い方だ。体力はランニングなら8㎞を45分、登山なら約20㎞(縦走)を5時間弱といったところだ。そんな自分でも翌日まで疲れが残るくらい100㎞はきつい。所要時間は信号の多い所をメインに走って約8時間だった(10分休憩を5回、昼食30分を含む)。
でも、クロスバイクには100㎞走った!という達成感がとても大きい。
ロードバイクだと「100㎞は普通」とか言われているが、クロスバイクは50㎞でロングライドなんじゃないかという声があるくらい疲れる。それだけに100㎞走った時の達成感はロードバイクより大きいのではないだろうか(自分はロードに乗ったことがないので知らないが)。
ちなみに自分の最長ライドは130㎞だ。この時は「もうこの距離は絶対走らない」と思ったぐらいきつかった。