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山登りの楽しさとは

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登山の何が楽しいの?

 人に登山をしていると言うと、こんな質問をされることがある。
 確かに何が楽しいんだろう?

 考えたことがなかったので色々綴っていこうと思う。

登山とは

 これは字のまんまである。けれどハイキングやトレッキングという言葉もあるのでどう違うかは意外と知らない人も多いのではないだろうか。

 登山は「山頂に行く」のが目的である。つまり必ず山頂を経由することになる。

 これに対してハイキングやトレッキングは山頂に行くのが目的ではなく、「自然の中を歩く」のが目的だ。

 まぁ自分は自然に触れるのが目的なのでこの三つの境界をあまり意識していない。本記事では便宜上自分の行動は「登山」としておく。


登山の面白さとは

心身がスッキリする

 山に入ると心と体がリフレッシュされる。日常の喧騒から離れ、自然に身を置く。
 
 山の中に入れば鳥のさえずりが聞こえ、水の流れる音が聞こえる。この音は人の心を落ち着かせる。

 また山に入ると自分が大地と繋がっていることを実感する。人は進化した。飛行機で空を飛んだり、船で海を渡ったり、はたまた宇宙へ飛び立ったり。
 けれど人間の根底にあるのは陸だ。そんなことをいつも感じさせられる。


体が育つ

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登山道(時には道がないけど)は荒れているので、バランス感覚が問われる。慣れていない人が歩けば怪我もする。特に写真のような場所は足を捻りやすい。
 そんな道だからこそ全身の神経を集中させ進んでいく。
 すると自分が段々自然に溶け込んでいく。というか自然との一体感が湧いてくる。
 
 また山道は常に上りか下りだ。体が休む暇はない。登山を続けていけば筋力、バランス感覚、持久力が向上するだろう。


スキルが身に付く

 登山は自然を相手にしたアクティビティだ。自然環境下では何よりも知識とスキルが物を言う。

 登山を続けていると段々と体のセンサーが研ぎ澄まされていき、危ない所とそうでない所が分かるようになってくる。経験を積んでいけば危険回避能力が高まることだろう。

 また登山では火や刃物を扱うことがある。これらは正しい使い方をしないと危険な目に遭う。登山では実際に使うことでその危険性と正しく扱う事の大切さを肌で感じながら学ぶことができる。


学びの欲求が出てくる

 登山を続けていると、学びたいという気持ちが出てくる。応急処置の方法を知りたくなったり、無線機を使いたくなったり、植物について調べたいと思ったり。

 そしてこれらを学んだ後には成長した自分の姿がある。自分に磨きがかかることには何事にも代えがたい喜びがある。

 自分も登山を始めてから、色々な講習や資格に興味が出てきたので講習会などに参加した。そして勉強してスキルが身に付くと自分に自信が持てるようになった。


道具を使うのが楽しい

 登山に行くときにはナイフやコンパスなどの道具を持っていく。

 アウトドア製品は性能だけでなく、持ち運びのしやすさや軽さ、耐久性が求められる。そのようなニーズに応えるべく開発された製品はシンプルだ。そこに余分なものは一切ない。まさに機能美だ。

 そんな洗練された道具を使うのは幸せな時間だ。信頼できる上質な道具に囲まれる感覚はたまらない。

 また道具を使いこなすという楽しみもある。
 せっかく良い道具を持っていても使いこなせなければ宝の持ち腐れだ。だからその性能を余すことなく使えるようになりたい。そのためには研究したり、経験を積んだりすることが必要だ。この使いこなすまでの過程も楽しい。


良い景色が見られる

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 自分の中ではこれが山に登る最大の理由だ。
 
 山頂からの景色はそこに登った人しか見れないものだ。その景色を求めて山に登るという人は多い。
 自分は山の中の景色を楽しむことも多い。何も山頂からの景色だけが良い訳じゃない。
 春は桜が咲き、夏は緑に包まれ、秋は山が茶色く染まり、冬は銀世界となる。
 自分はそんな山の姿が好きだ。これが山に登る原動力になっている。


まとめ

 今回は山登りの楽しさとは何かという事について書いて来たが、答えは多くあった。
 もちろん山の楽しさはここに書いたことだけではないだろう。山登りの楽しさは人それぞれ。

 皆さんも自分なりの山の楽しみ方を探してみてはどうだろうか。