google-site-verification=x37wJcaBzEzj4hcG1Uhew7lqzf3NOI_YmNRT-gjYT6Y

ジオスミストラルで100㎞走れるの?

クロスバイクでロングライドがしたい!
f:id:liberal8:20200609203324j:plain
 でもジオスミストラルクロスバイクの中でもエントリーグレードの部類。同じエントリーでもジャイアンエスケープの記事はあれど、ミストラルで100㎞走った!という記事はかなり少ない。
そこでミストラルで「100㎞走ることができるのか」を検証してみた。ミストラルでロングライドがしたい方の参考になれば幸いだ。


ロングライド成功のカギを握るポイント

 ロングライドをするのであれば、以下のことを確認した方が良いと思われる。
自分の体力はどれくらいか
・パンクの修理が出来るか
・巡行速度はどれくらいか
休憩、信号待ちを含む平均
・もし予定が遅れたらどう対応するか
・水分補給の間隔はどうするか
・当日の天気、気温はどうか
・どのルートを通るか
・途中に休憩できそうなポイントはあるか

 
 特に上の3つは重要だ。

 例えば体力がないのにいきなり150㎞行く!というのはあまりに無謀だ。最初は50㎞、次は60㎞、という風に焦らず少しずつでいいから伸ばしていこう。

 次に、パンク修理についてだが、これが出来ないとライド中にパンクしたらライドが中断されるだけでなく、場所によっては近くに自転車屋がなく、長い距離を押して歩くはめになってしまう。だからロングライドをする前にはパンク修理を勉強し、出掛ける時には必ずパンク修理キット(もしくは替えのチューブ)を持っていこう。

 巡行速度は非常に重要だ。これが分かっていないと何時に家を出て何㎞走れるのかが分からない。これを知らないままロングライドに挑戦すると最悪の場合帰宅するのが真夜中になる(ナイトライドは別だが)。巡行速度を把握するためにもまずは余裕を持った50㎞くらいからチャレンジするようにしたい。

装備

 水や食料など基本的な物は他のサイトで紹介されてるので省略する。ここではクロスバイクでロングライドをする時にあった方が良い物を紹介する。

バーセンタバー
・エルゴグリップ

 バーセンターバー、エルゴグリップはクロスバイクでロングライドするにあたって必須とも言えるかもしれない。


 まずバーセンターバーについてだが、「エンドバーでも良いのでは?」と思われた方がいるかもしれない。けれど自分は圧倒的にバーは内側に付ける事をおすすめする。
 エンドバーも手の置き場所を増やすという点では有効である。しかし、バーをハンドル両端に付けると握った時に腕が肩幅より広くなり、長距離を走るときには疲れてしまう。
 

 エンドバー最大の弱点はバーを握った時にブレーキが使えなくなってしまう事である。せっかく握れる場所が増えてもブレーキが握れないという事は使える場面が非常に少なくなってしまうのだ。
 それに対してバーを内側に付けると肩幅と同じ幅に調整できるし、ブレーキをかける事も出来る。そしてうまく位置を調整すればシフターの操作も可能だ。

f:id:liberal8:20200609204429j:plain
バーを内側に付けるとこんな感じ

 しかし、この内側装着にも弱点はある。それは「バーの取り付け位置調整、他のパーツとの位置関係の調整が必要になる」という事だ。自分の場合写真の位置にバーを付けるとベルの取り付けができなくなったのでベルを弄った。でもこういった作業は弱点というより読んでいる皆さんにとっては自転車をいじる楽しみになるのではないだろうか。自分もやる前は面倒がっていたけど、実際作業をしたら思いの外楽しかった。


 次にエルゴグリップだが、バーセンタバーが付いていれば無くても大丈夫だ。しかし、バーだけでは手が痛くなる人にはあった方が良いと言える。エルゴグリップは「握る」ではなく「手を置く」デザインになっているため手の平を置く面積が大きい。そのため手の負担が分散され痛みにくくなるらしい(自分は使ったことがないので分からないけどね)。

追記:エルゴグリップに交換してみた。(2020.11.09)
liberaloutdoor.hatenablog.com


走る時のポイント

 クロスバイクはロングライドを前提とした設計ではないので走る時にはできるだけ体力を使わずに走ることが重要になる。そのために意識したいポイントはこれだ。

・スピードはいつもより少しゆっくり
・ギアの選択は足に力を入れないでも漕げる軽さで
時間を決めて10分ほど休憩を取ろう
・水分とカロリーの補給はこまめに

 
休憩は一番大事だ。休憩をいれないでずっと走り続けると足に疲れがどんどん溜まってくる。自分は一度試しに休憩をいれないで長い距離を走った事があるが、休憩をいれた時より圧倒的に疲れる。感覚的にいうと20㎞くらい走れる距離が違う。
 
 また水分、カロリー補給も休憩と同じくらい大事だ。水分補給を怠ると脱水症や熱中症になる。こうなってしまうと走れなくなるだけでなく命の危険に繋がる。
 
カロリー補給をしないといわゆるハンガーノックになる。血中の栄養分が少なくなり、判断力が低下したり足が動かなくなったりする。
判断力が低下すると事故に繋がるので積的に補給するようにしたい。
 
 ちなみに補給する時によく食べられているのは羊羹やエナジーバーだが、ちょっと変わったところでマヨネーズがある。日頃かけ過ぎると健康上よくないと言われるほど栄養価が高いので、カロリーを大量に消費する運動にピッタリ。弁当用に小分けされた物ならエナジーバーと違って嵩張らないのでスペースがない自転車には最適かも⁉

で、実際に走ってみて

 一言で言うと、かなり疲れる。自分は運動不足でもなく、体型は痩せに近い方だ。体力はランニングなら8㎞を45分、登山なら約20㎞(縦走)を5時間弱といったところだ。そんな自分でも翌日まで疲れが残るくらい100㎞はきつい。所要時間は信号の多い所をメインに走って約8時間だった(10分休憩を5回、昼食30分を含む)。
 
 でも、クロスバイクには100㎞走った!という達成感がとても大きい。
ロードバイクだと「100㎞は普通」とか言われているが、クロスバイクは50㎞でロングライドなんじゃないかという声があるくらい疲れる。それだけに100㎞走った時の達成感はロードバイクより大きいのではないだろうか(自分はロードに乗ったことがないので知らないが)。
 ちなみに自分の最長ライドは130㎞だ。この時は「もうこの距離は絶対走らない」と思ったぐらいきつかった。

まとめ

ミストラルで100㎞走れるのかという問いに対しての答えはYESだ。ただしロードバイクのように余裕ではない。走り方、休憩の取り方などを工夫する必要がある。ちなみに自分の場合70㎞ぐらいまでが楽しく走れる距離になる。それ以上はトレーニング感覚だ。
 
 クロスバイクはスピードレンジがロードバイクより低いのでその特徴を生かしたライドの計画を立てれば大いに楽しむことができるはずだ。自分なりに色々工夫して自転車ライフを満喫してほしい。