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トレックドマーネalとフェルトVRを比較してみる(続編)

 さて、前回が思った以上に長くなったのでこちらで続きをやっていこうかと思う。
※あくまでドマーネ、VRとも乗ったことがない人が妄想しながら言っているだけなので、あまり真に受けず、テキトーに読み流して頂けたら幸いだ。

HPの謳い文句

ドマーネの方はHPで、ダボ穴などグラベル要素を持たせていることをアピールしつつも、

全てのDomane AL Discは、軽いアルミフレームと内蔵ワイヤリングや目立たない溶接痕を採用し、レースも想定した見た目とパフォーマンスを発揮する。

最先端のエンデュランスレースバイクのふさわしさを得るため、最も安定性のあるレーシングジオメトリーを開発し、採用した。

と、あくまでレースを念頭に置いた典型的なロードバイクである。要するにレースでしっかり戦えるマシンですよ。あくまでグラベル要素はおまけレベルですよ、という事だろう。まさにトレックらしい考え方である。レーシングバイクに近いエンデュランスモデルが欲しい人にはピッタリだろう。

 一方のVRは、キャッチコピーが「競争しないロードバイクあります」「冒険へのパスポート」となっていて、あくまでマイペースで楽しむのが前提になっていることが伺える。
事実、HPではこんな風に書いてある。

VRは、ハイスピードなトップレースや、ダウンヒルコースのようなオフロード以外であれば、これ1台ですべてのライディングに対応する。

まさにこの一文がVRの性格を表していると言えよう。どんなスタイルの楽しみ方にもマッチするよ、ということなのだ。あくまでレースも出られるけど、それよりも自由に自転車を楽しんでほしいという開発者の思いが聞こえてくるようだ。

フレームのデザイン

 ここまで色々と言っておいてアレだが、結局はデザインが一番重要なファクターだったりする。いくら性能が良くてもデザインが好きじゃなかったらお気に入りにはならないよね。

 ドマーネは下の通り、上位のカーボンモデルに似せたデザインとなっている。

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トレックHPより引用。

見てもらえばわかるが、最近のエアロ形状を意識したデザインとなっている。
個人的に目が付いたのがダウンチューブだ。ここ最近のトレックによく見られる極太のダウンチューブによってどっしりとした印象を受ける。これがカッコいいと思うか、ダサいと思うかは人それぞれだと思うが、これはこれでありだと思う。

 一方のVRはというと、2021モデルになってガラリと雰囲気が変わった。

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2020モデル。フェルトHPより引用。
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2021モデル。同じくフェルトHPより引用。

2021モデルでは、ダウンチューブにあったフェルトのロゴがなくなっている。この変化で大人な印象をもつようになった。
 ロードバイクのメーカーロゴが苦手、という人も結構いるのではないか。そういった人にとってこのようなシンプルなデザインはウケが良いのではないか。
 余談だがVRのようにメーカーロゴがない、小さいモデルが欲しいという人はキャノンデールのHPを覗いてみて欲しい。最近のキャノンデールはメーカーロゴを小さくして落ち着いた見た目のデザインを積極的に採用している。



 このように、エンデュランスモデルの2台の比較をしてみたが、両メーカーの考え方の差がハッキリと出ていた。
 もしこの2台を検討している人がいれば、実店舗に出向いて、試乗したり並べて見たりして2台の違いを確認してほしい。
個人的にこの2台を一言で言い表わすとするなら、ドマーネはレースに出たいけど、普段のサイクリングも快適に楽しみたい人向け、VRはマイペースに自転車を楽しんで、時にはレースにも参加してみたいといった人向けだろうか。

まぁ、最終的なところは自分で考えてみて欲しい。ということで2回にわたってお届けした妄想比較でした。