google-site-verification=x37wJcaBzEzj4hcG1Uhew7lqzf3NOI_YmNRT-gjYT6Y

今自転車を買うならリムブレーキは選ばない方が良いんじゃないか

 なかなかクセのあるタイトルだと思うが、これにはれっきとした理由があるので是非一読頂けたらと思う。

f:id:liberal8:20200712170603j:plain
Vブレーキも天気が良ければ良いのだが…

リムブレーキの良さ

 最初から文句を書いていくのもアレなので、まずはメリットから。
 
 リムブレーキの良さは、
・軽量
・構造がシンプル
・調整がしやすい

といったところだろう。

 まず、軽いというのは自転車においては最も大きなアドバンテージである。
 
 自転車は人力で動く乗り物のため、軽い方が体にかかる負担は少ない。
 
 加えて軽い方が輪行もやりやすいし、ヒルクライムにおいても大きなメリットである。

 シンプルイズベストという言葉があるように、構造が簡単なのはメリットが大きい。そのメリットは壊れにくく修理がしやすいという点だ。
 
 特にロングライドや長期間に及ぶ旅ではどれだけ丈夫かがカギとなる。また壊れてもすぐに直せるのは大きなメリットだ。

 調整がしやすいのも利点だろう。少し弄ってやるだけで調子がよくなったり、トーインや当たり調整も容易だったりする。

で、なぜリムブレーキを選ばない方がいいのか

 
 このようなメリットがあるのに、なぜリムブレーキを選ばない方が良いと言ったのか。

 それは雨天時の性能にある。

 リムブレーキでも制動力は十分だ。けれどこれは雨が降っていない日に限る話だ。

 リムブレーキ悪天候時に使用すると、全然減速しない。またシューが一気に磨り減り、リムが真っ黒になる。

 雨天であってもよく効くVブレーキなら多少制動力が落ちても大丈夫と思う人もいるかもしれない。


   Vブレーキでもヤバイ


  これは自分が先日サイクリング帰りに雨に降られ、雨天で初走行を余儀なくされた時に痛感した。

 自分もミストラルを購入した時は「晴れの日しか乗らないし、もし雨天になってもまぁ大丈夫でしょ」と思っていたのだが、まったくそんなことはなかった。

 信号が赤になりそうだったのでいつもより早めにブレーキをかけたのだが、減速Gを感じない。最初はブレーキワイヤーが切れたのかと思ったほどだ。

 その時は結局停止線を少し越えた位置で止まってしまった。

 帰宅してから自転車を拭いていて驚いたのがリムが真っ黒になっていたことである。

 話には聞いていたが、ここまでひどいのかと驚愕した。

 もう墨汁にソックリである。なんならそのまま書写が出来るんじゃないかというレベルだった。

 そんなわけで、この経験をしてからは雨が降りそうなときは自転車に乗らないようにすることになった。
 
 では今後買うなら何を買えばいいのか。
 
 答えは単純である。


 そう、ディスクブレーキ
 
これがブレーキの中で最強と裏付けている確かな証拠があった。

先日、あのトレックからこんなアナウンスが出ていた。

マジか…ついに大企業がリム廃止を宣言するって…

 ディスクブレーキ最大のメリットは天候に左右されないブレーキ性能である。

 乗ったことがないので詳しいことは知らないが、雨の日でも晴れの日とほぼ同等の減速性能らしい。

 ディスクブレーキが出た当初は、タッチがイマイチでコントロールが微妙と言われていたが、今ではロードレースのシーンでも使用されているくらい性能が良くなっている。

ディスクブレーキにデメリットはあるのか

リムブレーキに比べて重くなる
・ローターが曲がるかも

 強いていえばこの二点だ。

 だが個人的にはどちらもデメリットではないと思う。

 リムブレーキに比べて重くなるといっても1㎏は変わらないのだから、その重量増よりも安全性をとった方が吉だと思う。

 またその程度の重量差であればパーツの交換でどうとでもなるのであまりデメリットとは思わない。

 ローターが曲がるというのは机上では考えられるが、実際に曲げたという人はあまり聞いたことがない。

 そもそもローターが曲がるほどのダメージを受けたなら他の部分も損傷を受けているはずなのでディスクブレーキならではのデメリットでもないと思う。


まとめ

 以上のように、総合的にはディスクブレーキの方が良いという結論に至った。

 ただしこれは自転車を使う用途にもよるので一概にディスクブレーキが良いとは言えない。

 例えばヒルクライムでは数十グラムでも気にする世界なので、ディスクは現時点では最善の選択肢にはならないだろう。

 けれど、ヒルクライム以外の用途で使うならディスクブレーキをおすすめしたい。悪天候での安全性が段違いだからだ。

 また自転車業界でもディスクブレーキ普及の波が到来しているので種類も豊富だ。

 最近はカスタマイズパーツも出てきたたのでオリジナルに仕上げることもできるだろう。