28cでオフロードに突っ込んでみた話
最近のスポーツバイク事情
最近はグラベルロードの流行の波が来ている。
普通のロードバイクよりタイヤクリアランスがあるため太いタイヤを履かせることができ、オフロードでは安定した走りが可能となる。
自分も気になってはいるものの、おいそれと出せる金額ではないので購入に至ることができていない。
ならば,今手元にある自転車をカスタムしてオフロードを走れないのか?
このようなことを思いついたので実際にクロスバイクではあるが走ってきたのでその結果をお伝えしたい。
ちなみに愛車ジオスミストラルに付いているタイヤは、納車した時から付いているKENDAの28cなので走行性能が低いことを前置きしておく。
28cで走ることはできる
まぁ当たり前と言えばそうだが走行することは可能であった。
但しぬかるんでいる所は別で、28cだとタイヤが沈むこと沈むこと。
そのためぬかるんでいる所を避けながら走らないといけない。
またタイヤが細いので、木の枝にさえもハンドルが取られた。
結論として28cでオフロードを走ることは可能であるが、非常に不安定な走りになることを覚悟しなければいけない。
28cで走れるのは乾いた固い路面だけと考えた方が良いだろう。
走っている時のスピードは街中の歩道を走っている時と同じくらいだった。
ギアでいうとフロント2速、リアが2~4速といったところだ。
舗装路と比べて一漕ぎで進む距離が圧倒的に少ない。
路面が柔らかいと常にタイヤが埋まりながら走っている感覚である。
余談ではあるが、上り坂は意外にも登ることができた。
一応ペダリングの時に空転はするものの、力のかけ方を意識すればそれほどでもなかった。
けれど一回止まってしまうと立て直すのが難しかったことを付け加えておく。
走って楽しいのか
これは人によると思う。
オフロードなので非日常感を味わえて楽しいが、普通のロードバイクやクロスバイクだと低速でふらつきやすいので神経を使うことになる。
それだけでなく28cだと前述したようにハンドルを取られやすかったり、ぬかるみにハマりやすかったりするので常に路面に気を配らないといけない。
このようなデメリットはあるけれど、個人的には28cでオフロード走行はアリだと思う。
28cであれば舗装路を軽快に走行できるので、オフロードまでの道のりが苦にならない。
そもそも日本においては山奥でも舗装されている所がほとんどなので、仕様はオンロード向けにした方が賢い。
だからメインは舗装路、ちょっとだけ未舗装路に入るといった程度なら28cでも十分だと思う。
オフロードの走り方なんて大会などでタイムを追求しない限り自由なのだから、別に自分が良ければそれでいいのだ。太いタイヤを履いて舗装路を苦労して走るよりよっぽど合理的だ。
ちなみに最近はパナレーサーからグラベルキングというのが出ているらしく、26cあたりからラインナップがあるので未舗装路を走る予定があるのならば検討しても良いかもしれない。
パナレーサー(Panaracer) クリンチャー タイヤ [700×26C] グラベルキング F726-GK-B ブラック ( ロードバイク クロスバイク / グラベル ツーリング ロングライド用 )
- 発売日: 2014/11/01
- メディア: スポーツ用品
でもホンモノには敵わない
まぁ当たり前の事だ。自分も道中にすれ違ったMTBを見て余裕で走り抜けているのが羨ましいと感じることもあった。
けれど先にも述べたように、所詮自転車の世界は自己満の世界だ。自分が納得していればそれでいいと思う。
ただ、ことわざで「餅は餅屋」というようにその用途に適した物を使うのが一番良いのは間違いのない事実だ。
従って28cでのオフロード走行は性能もそれなりということは頭に入れておいた方が良いだろう。
まとめ
28cでのオフロード走行は可能だった。ただし本格的なのは不可能で、目安としては乗用車が通れる道なら多分問題なく走れる。
オンロードとオフロードの割合が7:3ぐらいまでなら28cくらい細い方が快適にライドを楽しめると思う。
ただ28cで細いと感じるのなら32cや33c、35cぐらいまで太くしても良いと思う。
35cくらいまでなら舗装路でのスピードもまぁまぁだし、何より安定しているので疲れにくい。
また28cよりは振動も吸収してくれるのでそのあたりはお好みで選んでほしい。
ちなみにミストラルのタイヤをもうすぐ交換するので、タイヤの太さを変えてみようと思う。
多分32c~35cの間で選ぶので、28cとどう変わったかをレビューしようかと思う。
記事ができたら是非そちらも見て頂きたい。