Verge p10と Horize Discの比較
以前ミニベロが気になっているという話をしたと思うが、いくつか候補を見つけてきたので希望のカスタマイズをした時の金額の試算をしてみたいと思う。
Tern Verge p10
ご存じDAHONの創業者の息子さんが設立したメーカーTern。都会的なセンスを取り入れ、デザインが優れているブランドだ。また他ブランドに比べて攻めた自転車作りをしているのも特徴だろう。
そんなTernの定番シリーズVergeのミドルグレードであるp10で自分が目を付けたのが下のポイントだ。
良いところ
- VROステムが付いている
- グリップがエルゴノミック形状
- 10段変速
気になる所
- 油圧ディスクブレーキ
- 価格がちょっと高い
VROステムはポジションの調整ができるようになるので大変ありがたい。また10段変速なので細かくギア選択ができ、疲労も溜まりにくいと思う。
油圧ディスクブレーキは性能の面では文句はない。ただ、p10は折りたたみ自転車なので輪行する時にエア噛みする恐れがある。また油圧システムが故障したとき、すぐに修理できないのも気になる。
価格が高いのは性能が良いからなので、致し方なしといったところだろうか。
DAHON Horize Disc
折りたたみ自転車のパイオニアであるDAHONが送り出すディスクブレーキの折りたたみ自転車だ。同社の他モデルとは一線を画したその雰囲気はワイルドなテイストが漂う。
そんな Horize Discで自分が目に付けたのは下のポイントだ。
良いところ
- 標準で太いタイヤが付いてくる
- 10万以下という良心的な価格
- 機械式ディスクブレーキ
気になるところ
- コンポーネントがALTUS
- シフトワイヤーケーブルの取りまわしが悪い
標準で太いタイヤがついてくるのはありがたい。ミニベロはただでさえ安定性が悪いのでそこを太さでカバーすることができる。
またさっき書いたように油圧ディスクだとエア噛みの恐れがあるが、こいつは機械式なのでその心配をする必要がない。
ただ気になるのはコンポのグレードとケーブルの取りまわしだ。
コンポのグレードがエントリークロスバイクと同じレベルなのはいただけない。まぁこの価格にそれを求めるのは酷だろうか。
シフトワイヤーケーブルの取りまわしだが、フレームのデザインの関係でワイヤーがクランク状になってしまうのでシフト操作が重くなる。
Verge p10のカスタマイズ
Verge p10は走行に関する部分はほとんど手を入れる必要がない。ただしタイヤが細いので個人的には太くして安定性を高くしたいところだ。
適当にアマゾンからタイヤを探してきた。
TIOGA(タイオガ) パワーブロック 20"×1.3/8" BMX用タイヤ
- 発売日: 2012/04/24
- メディア: スポーツ用品
ということで、全部でかかった費用は
- 車体代152,900円
- タイヤ代2,680円
合計155,580円(税込)
となる。
Horize Discのカスタマイズ
Horize Discは色々と手を加えないといけない。タイヤはそのままでいいが、ハンドル周りとコンポーネントを取り換えたいところだ。
ハンドル周りはVROステムの装着と、エルゴグリップの装着をしたい。アマゾンで適当に見繕ってきた。
SATORI ABERHALLO ハンドルポジションチェンジャー ブラック
- 発売日: 2011/10/21
- メディア: スポーツ用品
GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) エルゴ グリップ HBG17300 ブラック
- メディア: スポーツ用品
ハンドル周りのカスタム費用は
- ステム代2,680円
- エルゴグリップ代1,978円
- ハンドルポスト代10,000円
合計14,658円
続いてコンポーネントの交換だ。できれば10速は欲しいのでSHIMANOから出ている小径車用コンポのDEOREを使ってフロントシングル仕様を見積もってみる。
シマノ(SHIMANO) SL-M6000 右レバーのみ 10S ISLM6000RA
- メディア: スポーツ用品
シマノ CS-HG500 10S 11-42T
1358148272 ICSHG50010142
- メディア: スポーツ用品
ブレーキはもともと付いているやつでいいのでここでかかる費用は
- シフトレバー代2,816円
- ディレーラー代5,345円
- スプロケット代3,933円
コンポーネントをショップで取り付けてもらう場合、大体工賃が10,000円くらいかかるので
- 工賃10,000円
合計22,094円
そうなると総額は
- 車体代101,200円
- ハンドル周り代14,658円
- コンポーネント+取り付け工賃代22,094円
合計137,952円(税込)
となる。
まとめ
試しに見積もってみたところ、Horize Discの方が17,628円安いという結果になった。
低価格を追求したいならHorize Disc一択だが、総合性能で考えるとVerge p10も捨てがたい。このあたりはデザインや個人の好みで決めていいと思う。
個人的にはホイールの性能が良いVerge p10の方が良いかな。それに折りたたみヒンジの大きさがDAHONよりコンパクトでスタイリッシュだし。
まぁそんなわけでよかったら参考にしてみて下さいな。